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「ミケさん、あのクッキー焼けたって、ほんと?」
ネコのこどもたちが、目をキラキラさせながらやってきました。

「うん、ほんと。 ほら、そこに。 みんなでおあがり」 とミケさん。
「どれからにする?」
「じゃあ、白!」

ネコのこどもたちは、みんなで白いクッキーを食べました。
すると、あら不思議。
みんな、白いネコになっちゃいました。

「次は?」
「黒にしよう!」

黒くなった子もいれば、グレーの子もいますね。

「次はシマにしよう!」

みんなで仲良く、チャトランに変身です。

「じゃ、今度はこっちのシマシマ!」

あははは。
個体差がありますね。

「これは、どうなるんだろ?」

ウシ柄。

「とっておきの、三つの味のクッキーだ!」

みんなサビちゃん。

「これでおしまいだよ」
「えー、さびしいなぁ。おもしろかったのに」

さいごにみんなが変身したのは。

「お料理じょうずに作れるかな?」
「お花じょうずに育てられるかな?」
「ボク、ミケさんみたいなネコになりたい」
「あたしも」
みんな、ミケさんにあこがれているのです。
サビちゃんは心の中で(へへん。あたしのおねーちゃんだもん!)と、
ちょっと得意でした。

「楽しかったね!」
「うん。とってもおもしろかった!」

みんな、自分の柄を食べて、もとにもどりました。
おしまい。
- 2011/12/01(木) 22:48:42|
- ネコの町のおはなし
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